【第7節】 FC琉球 vs グルージャ盛岡 【Preview】

4月26日に我らがFC琉球はホームでグルージャ盛岡と試合を行います。今節は「学生招待デー」と題して、学生さんの集客を呼び込みしておりますが、その前日である25日にあることが控えてますよね。ご存知の通りイオンモール沖縄ライカムのオープン日であり、26日も集客に影響を与えるのはもちろんのこと、道路交通にも影響が出ると予想されていますのでご注意ください。さて、対戦相手のグルージャ盛岡ですが、第6節終了時点でJリーグ唯一の未勝利クラブということもあり現在は最下位に位置づけているチームであります。なぜこのような事態に陥っているのかと申しますと、単純な理由として昨シーズンのチームトップスコアラーだった土井良太の移籍にあるでしょう。他の理由としては新システムへの移行に戸惑っているという印象です。

myboard.png 

今シーズンのグルージャ盛岡が採用しているのは3バックであり、今季は全て3バックを基板に中盤とFWの配置を入れ替えたりと模索している段階と言えます。上のフォーメーションは前節のものであり、他の試合ではアンカーシステムにしてみたり、2トップだったりと変動が見えますね。システムの慣れはもちろんですが、選手自身も本来のポジションとは少し違った位置でプレーしていることも特徴です。例えば3バックだと岡田はCBが本職ですが、守田・田中・木村の3人は本職がSBであり、前線では本来中盤の選手をフォワード起用するなど選手の新境地を開拓する意図が出ていますね。この新チームの浸透を犠牲に勝ち星を得られていない現状ですが、これら全てのピースが繋がった時、グルージャ盛岡の強さが見えるのではないかと警戒が必要です。

このチームの要注意人物は特出して「谷村憲一」と断言します。身長185cmの体格、1995年生まれの若さはもちろんですが、注目ポイントはロングフィード精度が抜群だということ。前節のYSCC横浜との試合においても、征矢へのピンポイントフィードでアシストを挙げました。ロングフィードが持ち味なのですが、オフェンシブハーフの高い位置でプレーしたりと谷村を活かせる位置を模索した結果、ボランチの位置で結果を残しています。おそらく琉球との試合でも彼が観客の度肝を抜くようなパスが放たれると思いますので、琉球は要注意が必要ですね。