【第14節】FC琉球 vs ホンダロック 後半

後半は同点ゴールが入るまで前半と同じような空気でした。

①高橋の動きによる先制点

後半1

(高橋が下がってボールを受け、生まれたゴール図)

この試合のターニングポイントとなった場面ですね。前半から高橋が下がってボールを受ける場面が見られましたが、後半でついに報われました。高橋が下がってボールを受け取ると、棚橋へパス、棚橋からのスルーパスに我那覇が強引にゴール!その後小幡に代わりエフラインが投入され本格的に高橋が2列目での起用となりました。

②後半15分~後半30分までの15分間の流れ

後半2  

(後半15分から30分までのポジショニングを表した図)

先制点から一気に流れが琉球に傾き、DFラインも前半と比べると高い位置でした。そこで生まれたのがSBがサイドに張れる動きでしたね。寺田が左サイドで上がれることにより棚橋が中盤で自由に動き回れる作用を生み出しました。高橋がボールを持った際も吉田が右サイドを駆け上がれるようになりましたね。この15分間の流れはよかったですが、ここで逆転ゴールを奪えなかったのが響きましたね。高橋の2列目起用は面白く、マークが比較的薄れるため高橋が2列目から飛び出しとマークが追いつかずに、チャンスになれそうな場面もありました。今後も高橋が中盤で起用されることもあると思いますが、正直いくらそれが良かったと言え、高橋にそれをやらせるのはダメだと思います。やはり本職の選手にやらせてほしく、高橋はでFWなんぼだと思います。

③後半30分以降の両チームの疲れ、途中出場選手のあり方

後半の終盤は両チームとも疲れが目立ちました。そんな中で、疲れが見えた我那覇に変わり上里の投入ですね。ここからの琉球はとにかく前へ、前へとボールを放り込みたいという感じがしました。だけどそれはおかしくないでしょうか?途中出場のエフライン、上里に加え伊藤も最前列で張っていただけなんです。逆転ゴールを自分の足で決めたい闘志は分かりますが、セカンドボールを拾うにも前列とボランチの間にぽっかりとスペースが空いているので奪えるわけもありません。エフラインや伊藤は身長があるので張る意識も分かりますが、上里には一歩下がった位置でセカンドボールを拾う役割などの動き回る仕事をしてほしかったです。エフラインもいるだけで脅威になることは分かりますが、監督からの指示である「ボールをキープする」という仕事は殆ど見られませんでした。

課題が多かったですね。この試合