【第7節】 FC琉球 vs SC相模原 【Report】

今シーズンも気づけば第7節を迎えておりましたが、この試合こそが私にとっての開幕戦です。久しぶりに訪れたスタジアムというものは感慨深いですね・・・、ようやくスタジアムに来れた喜びと昨シーズンとはまた違った琉球を観れるのではという楽しみで期待に胸を膨らめましたよ!対戦相手のSC相模原は、昨シーズンまで約3年間 FC琉球を率いてきた薩川了洋さんが監督を務めており、言わば薩川ダービーとも呼べる一戦でしたので、これまた楽しみが倍増です。試合に対する気持ちは大きかったのですが、試合が始まるまでの数十分、これが辛かった。暑い、暑すぎる。試合が始まるまでにはもう汗だくですよ。

 試合スコア
エンブレム2-2SAGM_l.png
パブロ(後半16分)得点者深井正樹(前半13分)
田中恵太(後半28分)深井正樹(前半44分)
 前半の両チームスターティングメンバー
2016第7節琉球前半スタメン 2016第7節相模原スタメン
 前半
前半はスコアにも表れているように相模原のペースでした。琉球としてはボールを持たされていたとも言える展開で、パスを回しても中盤でしっかりと相模原がプレッシャーを与えているので崩せません。何だか相模原は琉球のトラップ直後を狙っている感じで、そこで奪われるシーンも見られましたね。前半13分の失点は早い時間帯なので切り替えていこうという感じだったのですが、終了間際の44分に才藤が退場してしまったのは痛恨の痛手。決定機阻止でPKを与えてはいるのですが、レッドカードというのは厳しいのでは。PKもしっかりと決められてしまったので、前半を折り返した時点で0-2、人数も10人と数的不利な状況になってしまったのであきらめムードが漂ってたのは否めませんでした。かく言う私も半ば諦めてましたよ。

後半 交代前と交代後のフォーメーション
2016第7節琉球後半開始 2016第7節琉球後半交代後
 後半
ユーティリティプレーヤーの才藤が退場したことで、どうような采配を振るうのかにも興味があった後半でしたが、個人的には予想外の形に。SBに藤澤と富樫を下げて、富所を1列高くあげるような(トップ下気味の位置)システムにしていました。ほぼ左サイドハーフが不在に等しく、右サイドからの崩しを中心に1人少ない中でも攻めの姿勢を見せてくれていましたね。それでもやはり、藤澤の負担は大きく、足にキテいる姿を確認した数分後に平田へ交代。朴利基に代えてレオナルドを投入し、右のような布陣へ。そしたらですよ、朴一圭からのロングボールをルーカスがトラップミスした隙をついてカウンター、パブロが冷静に押し込んで1点差に!この辺りからは人数の差は感じるものも、攻めの回数は琉球も多かったと思います!少ない人数ながらも人数をかけて攻め、カウンターのような形で相模原に攻められても増谷を中心に決死のディフェンスで凌いでいきます!そして迎えた後半28分に待望の同点弾!これには会場が総立ち!10人での逆転劇に会場中が期待し、お祭り状態!その後もチャンスはありましたが、両チーム互いに決める事ができずに同点のまま試合終了!琉球としては勝ちに等しい引き分け、相模原の悔しそうな姿が映っていました。
 感想
今シーズンの初観戦ということで今季の琉球がどのようなチームかの見極めも兼ねていましたが、そんな必要なかったですね。10人少ない状況からの2点差を追いつくなんて、過去にありましたか?こんなスペクタクルな試合を観せてくれる今の琉球沖縄県民のみなさんはもっと知るべきです!この日の観客数は1300人ほどでまだまだ少ない状況、特にS席に関しては空席が目立っているので、選手から見ても良い光景ではありません。もっと多くの県民の皆さんが観てくだされば琉球はさらに素晴らしい試合を観せてくれることでしょう!
 試合ハイライト