【TRM】 FC琉球 vs FC東京 【Report】

過ぎた1月24に今年から新たに開催が決まったニューイヤーカップの沖縄ラウンドが開幕しました。琉球国頭村でJ1のFC東京と対戦し、0-0のスコアレスドローという結果に終わりました。この日の気温は例年より8℃ほど低く、沖縄本島では史上初となる雪(みぞれ)が観測されたことでも話題になるほど気温がありえないほど低かったです。私はこんな寒い日に国頭村まで行く気力はなく、スカパー!オンデマンドでの観戦に逃げました。ですので、国頭村まで応援に行った方々はお疲れ様と言いたいです。

FC琉球のスターティングメンバー

琉球スタメン

FC東京のスターティングメンバー

東京スタメン

試合は上記の通り4-2-3-1の布陣で臨んでおり、左SBの濱田、CBの瀧澤、そしてベンチのDF玉城は練習生なのかは知らないですが、とりあえず公式発表のない選手たちですね。新加入の知念がトップ下、FW登録だった山内は右SBでの起用、増谷は本職のCBという感じです。それでは、試合を振り返っていきましょう。

前半はFC琉球がボールを支配する展開で、決定的なチャンスも何度かありました。金監督の下、「観客を楽しませるサッカー、繋ぐサッカー」の通りにボールを大事に繋いでいる姿は昨年と比べると確かに楽しかったですね。FC東京が連日のハードなトレーニングなこともあり、スタメン出場の選手は体が重く感じたり、バーンズやサンダサがフィットしていないようにも思えたことで琉球のパスワークが生きる展開でもありました。富樫や才藤など既存の選手らも活躍していましたが、おそらく知りたいのは新加入選手の特徴ではないかと思っていますので、ここでは新加入選手にスポットを当てて振り返りましょう。まずはトップ下でプレーしていた知念、知念は細身の体格ですが、足下の技術に長けており、時折見せる富樫とのアイデア溢れる崩しは見るものを楽しませたことでしょう。まだまだフィニッシュまでに課題を残していますが、本人も満足だったようにFC東京を翻弄させていたことは事実です。次に右SBで入った山内、FW登録ながら右SBの位置では積極的にドリブルで仕掛ける場面が多かったですね。シザーズなどのフェイントを駆使して股抜きなんかもしちゃってくれました。こちらもプレスに来た相手を足首で振り切るようなテクニカルな部分を持った選手でしたね。DFラインは全て新顔で心配していましたが、増谷も瀧澤もしっかりと無失点で終えることが出来て安心しました。PKも不運だ。個人的に一番目を奪われたのは左SBの濱田です。彼はガンジュ岩手の選手ですが、琉球に加入するのかな?FC東京の右SBがこの日実践で初めてSBをやったという幸野だったこともありましたが、良かったです。正式に加入してほしいなぁ。

後半からは東京も選手を交代して前から琉球にプレスをかけてくるようになりました。前半のような楽に繋げる展開ではなく、ミスも時折ありましたが、それでもチャンスはありましたよね。田中が知念と交代したことで、富樫がトップ下に入りましたが、終盤には2度の惜しいチャンスも。勝ちに拘った結果なのかは知りませんが、交代が田中のみとなり、他の選手たちは見られませんでしたね。ここにブラジルトリオや朴、高卒勢が加わると、どういった化学反応を起こすのか27日の東京ヴェルディとの試合が楽しみになりますね!とりあえず初陣としては合格!おそらく他サポーターもFC琉球を見て褒めている人が多かったのはないですかね。