【第12節】 FC琉球 vs カターレ富山 【Report】

去る日曜日、県総合運動場で昨シーズンJ2に属していたカターレ富山との試合が行われました。試合前の順位ではカターレ富山が6位、FC琉球が7位と勝てば順位が入れ替わるそんな意味を持つ試合でもありましたね。この日の天気は夏場のように暑く、カターレ富山サポーターさんの中には上半身裸で応援するなど、選手サポーター共に熱中症が心配される夏日です。さてスターティングメンバーのほうですが、琉球に代わり映えはなく毎度お馴染みのスタート。

盛岡戦 

試合の立ち上がりは富山のペースで始まります。さすがJ2に在籍していたなと関心してましたが、徐々に暑さにやられたのでしょうか琉球もボールを運べるようになってきました。個人的な感想ですと、前半の攻撃については、個々の判断が良くなってきたというか、普段見られないパスが通ったりしてましたので、見ているコチラとしてもワクワクさせられる姿で新鮮味があり良かったです。ただ決定機になり得るシーンはなかったですし、相手GKの江角がキレッキレなのもあり点が入りません。次に反省点ですね。何度か自陣でのミスで相手にゴールを脅かされたシーンがあり、そこは見逃せませんでした。富山は試合前に注意選手として挙げた北井を中心に攻め、セットプレーからの得点を多く狙っていた印象があります。データを見れば分かりますように、この日の富山が得た直接FKの数は実に「19」。主審のジャッジが琉球に対して厳しいものがあったことや、富山がファールを貰えるような攻め方をしていたのが数字に現れてますね。しかし、15番の中西を抑えることが出来てたので無失点で終えられました。藤澤選手に関しては本人も相当悔しいでしょうし言及は避けます。

3試合連続無失点の守備は評価できますしこの猛暑の中、見事守り切ったなと。両チームの順位に現れているように明確な差は特にないように見え、どちらに転んでもおかしくはない印象でした。引き分けも納得のいく結果ですね。取り敢えず琉球は1巡目を終え、次週の休みウィークを挟んで2週間後に行われるグルージャ盛岡との2戦目が始まります。ひと通り全てのクラブと戦い終え、結果を見れば12戦4勝3分5敗と負け越してはいますが、敗戦は全て1点差と2巡目に期待が持てる試合でした。ホームでは6戦3勝2分1敗と開幕戦以来無敗なので、アウェイで敗けた上位クラブとのホームゲームはこれまた楽しみ。試合後のコメントで薩川監督が言っていた「15人から選ぶより20人から選びたい」にもあるように新たな選手も監督を悩ますような良いコンディションでアピールしてほしいな。