【第4節】FC琉球 0-1 グルージャ盛岡 【Report】
3月の集大成。県総合陸上競技場のスタジアム改修があるため、県総での最後の試合となりました。試合は残念ながらグルージャ盛岡に、0-1の敗戦を喫しています。この日の沖縄は風が吹いており、試合にも影響を及ぼすであろうと言われましたので、そのことも踏まえてご覧ください。
グルージャ盛岡は風上に立つも、積極的に攻め立てるようなことはなかったです。盛岡の狙いは、堅い守備ブロックを形成し、奪ったらワイドに展開するカウンターをしようとする意思を感じられました。琉球を多少は警戒していたのでしょうか、前半は守備の強固さが見張るチームでしたね。琉球のパスワークに、余裕を持って対処できるようになると、次の要求はボールを奪うことに重点を置いてました。左サイドから攻める琉球に対し、サイドから中へ預ける瞬間を狙って、ボール保持者に数人でプレッシングをかけるシーンが見られます。盛岡も後半に狙いがあるような感じで、互いに無理をせずに前半をスコアレスで終えました。
後半の立ち上がりは盛岡が琉球のパスをシャットアウトし、攻めるシーンが見られました。琉球が中山を投入した辺りから、守備ブロックに切り替え、カウンターは前線の数人で行う形になっています。 そして61分にFW佐藤、78分にFW土井とMF富井など攻撃的な選手を次々に投入してきました。それが功を奏してか、琉球に変化が見られます。琉球のCBが体力の有り余る盛岡のFW陣に対し、かき回されるシーンが多くなり、対応できずになってきました。PKにつながったシーンでも数人が個々のスキルで打開した結果のことかと。いい時間帯に先制点をもぎ取れたのと、琉球の青木が退場したことが時間帯的に重なったので、盛岡は守りに徹します。守りきってアウェイで勝利。