【トレーニングマッチ】FC琉球 vs ガンバ大阪

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1月20日に多くの新加入を迎えたチーム始動日から、7日目となる26日に練習試合が行われました。相手は沖縄(中城)キャンプで来沖しているガンバ大阪。J2を圧倒的な強さで優勝し、J1に返り咲いた強豪チームですね。キャンプで調整しているガンバに対し、結成7日目の琉球では太刀打ちできないと思っていたのが試合前の率直な感想です。個人的な意味合いでは、この試合で大敗するならば20,000円のシーズンパスを買わないと決めていました。そんな気持ちで観ていた試合でしたが、結果はどうなったのでしょう・・・

1本目
前半

1本目はこのような布陣で挑んでいます。試合はもちろんガンバ大阪が優勢の内容でしたが、琉球も要所ではしっかりとプレッシングをするなど負けてはいません。そんな展開が続き、ガンバ大阪を目当てに訪れた人はこう思ったはず「あれ?」と。それほど琉球がしっかりディフェンスをしていたのもありますが、ガンバ大阪のFWリンスが新加入のためか連携面で合っていません。ですので、ガンバ大阪の攻めも少しチグハグしてました。そして26分、おそらく上田の縦へのロングパスから藤澤がそれに反応し、落ち着いて先制点を決めました。会場からはドヨメキも。その6分後の32分に琉球の連携の乱れから今野が掛けあがりクロス、マイナスのグラウンダークロスを阿部に決められ同点に追いつかれました。同点に追いつかれ夢途絶えたと思いきやの2分後。小幡のキープから中央右にいた友利へパス、友利が受けた位置は少し遠めながらもシュート!見事に決まり勝ち越して1本目が終了しました。友利のミドルシュートは素晴らしかったですね。

2本目
後半1 

2本目はこのような布陣で挑んでいます。開始直後にガンバの選手がPKを貰いに行ったようなファールの誘い方で笠原が倒しPKを献上します。それを倉田がキッチリ決めて序盤で追いつかれます。2本目で気になっていたのは、真栄城と島村の2トップ。二人とも細身な選手でしたので、前線でのキープは困難でした。しかし、2本目では1本目とは違った良さが観られます。ボールを受けては返しのパス&リターンでパスが繋がっていくシーンが何度もありましたね。テクニックのある選手同士で繋がっていき、あと一歩で完璧な崩しからのゴールというシーンも。雨足が地味に影響しているせいか、拮抗した時間が長かったですね。そして32分。富所の狙い済まされた強烈なミドルシュートを辛うじて弾き、琉球がCKのチャンスを得ます。キッカーは富所、放たれたボールを浅田がファーに流し、飛び込んできた浦島がヘディングで押し込みました!得点能力の高さが垣間見えたような気がします。CKで入るのもエフライン以来って感じですね。2本合計3-2でリードされたJ1のガンバ大阪も黙ってはおらず、攻撃の手を緩めません。そんなこんやで38分に45℃の角度で受けた二川が巧いシュートを決めて同点に追いつかれました。2本合計のスコアは結局3-3です。最終的な布陣はこうなっています。

最終布陣
後半2 

チーム始動7日目にしてはかなりの期待が持てる戦いぶりでしたが、それ以上にガンバ大阪へ違和感がありましたね。「本気じゃない」と言われればそこまでですが、さすがに手は抜いていないでしょう・・・。はい、琉球を振り返ります。リターンパスが繋がっているあたり連携が取れているとも捕らえることはできますが、攻撃への切り替えが上手くできていませんでしたね。いざボールを奪ってさぁどうするのかという意図が分かりませんでした。全体だと良かった風に思えますが、個々で観察するとミスも多い気がします。まだ7日目なのでシーズン開幕まで時間は十分!横浜FC戦も観に行こうという興味も芽生えましたし、楽しみですね!

個人的に評価が高かった新加入選手は・・・と言いたいところですが個人で良かったというよりもチームで良かったという感じです