【第15節】FC琉球 0-6 JリーグU-22選抜【Report】

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結果はご存知の通り、6失点で大敗を喫しました。この日の会場レポートや試合選評を伝えるべきなんでしょうが、何せそれどころではない現実に直面しています。今日の試合で思い知らされたように、役者が違いすぎました。U-22の招集メンバーはJ1でも出場するようなエリートの若手選手ばかりが集まっており、5連敗の状況を脱するために沖縄へやってきました。スターに成るべくして生まれた選手たちとは琉球の選手は違います。もちろん、生まれながらのセンスは持っていません。出来ることは限られてますし、U-22の選手と同じようなサッカーが出来るはずもありません。弱気に捉えられるかも知れないですが、勝てる要素がないです。U-22だけではなく、他のJ3チームと対戦していても大半はそう感じてしまいます。1年でチームが一新したように、成熟度は低い琉球はどうするべきなのか。琉球以外のクラブはチームとして○年目を迎えていますし、それなりにチームとして完成されています。しかし私たちは毎年1年目が続く状況であり、チームとして完成することが出来ません。

シーズンが始まってからのスタートラインが違いすぎます。この差を埋めることを第一に考えるべきなのか?ころころ戦術を変えられるよりは今の戦い方を徹底して徐々に成熟させて、シーズンを乗り切るほうが個人的には得策かと思います。もちろんその間は負ける時期が長く続きますし、自分たちのやっていることに疑念を持つサポーターも多くなるでしょう。しかし、そうでもしない限り同じ事を繰り返すだけです。私はこれを毎シーズン言っています。負け続ければ監督も解任されて、選手も離れます。今年は経営の悪化を受けて、多数の選手が入れ替わりとなったため、新たなチーム作りをすることを強いられました。これは今年だけでなく、去年、一昨年、その前の年も同じことが当てはまります。正直この言葉がぴったりです。

『過去から何を学んだのか?』

いつまで同じ状況を繰り返すのか、それだけです。私はいっそのこと守備にかなり重点を置いたジャイアントキリングを起こすために用いられる堅守速攻のサッカーにシフトするべきだと考えたこともありますが、それは違うのでは。「負けたくない」から点を取られないように戦術を変える、その場しのぎにはなると思いますが、これからを考えるとそういうわけにはいきません。もちろんこれからの琉球がそのようなサッカーを貫くなら大歓迎ですが、ただ今シーズンを乗り切りたいという考えでは許せません。負け続けてでも尚、自分たちのサッカーを貫くようなことが大事なんです。負け続けるような期間は他のチームも経験していることですし、それが必要でもあり、乗り越えてチームが形成されると思います。その時期に今の琉球があると信じることしか私にはできません・・・もしもシーズン終了後に多くの選手に見切りをつけ、退団が続くのならば・・・それは即ち「繰り返す」ということです。

何年同じことを言い続ければいいのやら。

選手を大量に毎年入れ替えて、その中で1回でも優勝争いに絡めば、それを基準にしてチームを作ればいいというようにしか思えません

そんな博打がいつまでも続けられませんよ