【第13節】FC琉球 0-2 AC長野パルセイロ【Report】

ホームでの試合観戦が都合のため行けない日々が続いていたなかで、ようやく久しぶりの観戦に行くことができました。約1ヶ月ぶりの観戦ですので、自分が行けなかった期間中にあった試合内容が結果でしか分からない状況の中、FC琉球がどのような変化を遂げているのか楽しみでもあった試合でもあります。相手は強敵、AC長野パルセイロ。FC琉球とはここ2年で大きく接点を持つようになったクラブであり、目標としている部分でも一度は勝っておきたいクラブです。今シーズンでは第8節に戦っており、その試合では元FC琉球のエース、高橋駿太のゴールで長野が1-0で勝利を収めました。

「差」。今シーズンの琉球において最も適当な表現だと思います。何度もこの差で負けているのが現状です。今回の試合での琉球は、小寺と友利におけるゲームメイク力が不足しているため中盤を経由せずに、ＧＫ・ＣＢからのロングボールが主体にならざるを得ない状況になっていました。そのような展開で必要となるのがフィジカルで競り合いに勝たなければいけないということ。しかし、その要所で勝てずにフィジカルの「差」を感じる結果となりました。後半に入ると、友利のチェックが甘くなったところに宇野沢が見事なミドルシュートを放ち先制点を長野に与えてしまいます。そこでようやく薩川監督は動きます。中山→富所、藤澤→田辺の二人を同時に送り込み、中盤での主導権を奪いにきました。友利を一列前へ配置し、ボランチにパスセンスが持ち味の田辺を起用していましたね。ここからようやく琉球の攻めが少しずつ改善していきましたが、同点に追いつくことはなくロスタイムに決定的となる２失点目を喫して敗戦。