トレーニングマッチ:FC琉球vs海邦銀行SC

nisiahra.jpg

九州リーグを見に来て以来やってくることのなかった西原陸上競技場に来ました。風が強くてスタンドでジッとしている自分にとっては肌寒い天気です。実は今日の試合に来た目的は琉球の試合を見ながらある選手に注目することで、それは後ほどお分かりになるでしょうね。14:30キックオフと思ってたら14:00にキックオフで1本目が始まりました・・・

1本目: 立ち上がりはダメダメ、徐々に引き締まる1本目

スタメンとかは目が悪く定かではないので、レポートだけしたいと思います。試合立ち上がりは海邦銀行のガツガツ辺りに行く積極的な守備で琉球のミスを誘います。主にプレスをかけられ、ボールを戻そうとするバックパスで大きなミスになり、失点しそうなシーンが目立った序盤でした。そして大きな失点間際のプレーを招いた辺りから森本の一言でチームが引き締まってくると、我那覇オフサイドギリギリ(判定は微妙)な飛び出しからゴールを挙げて先制します(1-0)。次に高橋が持ち込んでシュート(2-0)、サイドからクロスに棚橋ゴール(3-0)、一柳が海邦7番と接触プレーで離脱し砂川が交代出場を果たすと、その砂川からのパスが裏に入りテンポ良く最後は我那覇がゴールを決めて1本目終了(4-0)。序盤こそ不甲斐ない展開でしたが終わってみれば4-0、立ち上がりに課題が残った1本目でしたとさ。

2本目: ついにお目当ての選手登場

さらっと得点シーンだけおさらいします。高橋がボールを貰うとDFを駆け引きのすえ振り切り、GKがつめてきたところで技ありのループシュートが決まって先制(1-0)、吉田の上がりからマイナス気味にグラウンダーパスが棚橋に渡りゴール(2-0)、瀬里が45℃ぐらいの角度でボールを持ちシュートを打ってゴール(3-0)、寺田の上がりからマイナス気味にグラウンダーパスがリンタロウ?瀬里?に渡りゴール(4-0)。4点目が入る前に大人数の選手交代があり、今日の目的が現れます。そう・・・・

まえしろ
同い年の真栄城兼哉です

同い年なのでやたら気にしていた選手です。鳥栖戦に出ていたそうですが、スタンドとピッチの距離が遠かったので分かりづらく、今回の西原はピッチとの距離が近かったのでよーく観察することができました。まずは2本目の真栄城評価・・・・フィジカルがやはり弱くテクニックがあるもの、ミスやボールを奪われるシーンが目立ちました。2本目はプレー時間が短かったので、ミスを挽回するようなプレーは見せれなかったですね。2本目を見た後は「やっぱり高卒はまだ厳しいのかな?」という感想でしたが、さぁ3本目。

3本目: エフライン・リンタロウ無双

エフラインがハットトリックの大活躍です。ゴール前左で受けたエフラインがファーに決めて(1-0)、裏に抜け出して(2-0)、CKから豪快なヘディングで(3-0)。上里が左からのクロスを合わせて(4-0)。勝負ありな展開で集中力が抜けたのか、終盤に失点シーンがありました。CKからまさかの真ん中ドフリーで合わされて初失点、3本で1失点は良いと思いますが無失点でこのまま終えて欲しかった希望もありましたので残念です。さぁ注目の真栄城はどんな活躍だったのでしょうかね・・・・

まえしろ
やはりフィジカルの弱さは目立つも、それを補えるほどのテクニックで場を沸かせます。相手に体を当てさせず、華麗なターンで前を向くとそこから見事な展開力で1点目の起点ともなりました。ポジションが2トップの一角としての出場かと思ってましたが、1、2歩引いた形で貰う1・5列目orトップ下のようなポジショニングでしたね。とにかく3本目の真栄城は同じ高校生とは思えないプレーをしてくれました。加入してきたときは練習生扱いとか自分では思ってましたが、完全な戦力になりそうです。今回は一応アマチュア相手でしたので、ぜひ公式戦ではプロ相手のプレーも見てみたいです!3本目で評価がガラリと変わりました。