トレーニングマッチ:FC琉球vsサガン鳥栖②

1本目:FC琉球 0-1 サガン鳥栖 訂正:GK松本→田中

1ponme.png   1360131374062.jpg

不明というのは逆サイドが私の視力では誰か分からなかったからです。試合中に目立っていれば分かったのですが、1本目ではそんなに目立つ活躍をしていなかったので分かりませんでした。1本目の琉球は主に右サイドでの攻撃が多かったです。DFラインや中盤で堅実にボールを繋ぎながら、サイドで1,2で抜け出したり、高橋の飛び出しにボールを放り込んだりする戦い方だったかと思われます。しかし、鳥栖に自分たちの戦い方をさせてくれませんでした。というもの、高橋がマークを振り切りボールを裏で貰おうとする動きが多々ありましたが、その高橋の質の高い飛び出しに対して中盤から質の高いボールが入ってこなかったのが得点が取れなかった主な原因だと思います。三浦はガッツ溢れるプレーで泥臭くボールを奪うタイプであり、小寺もラストパスを演出するようなタイプではないので攻撃が成り立ちませんでした。リンタロウの動きも悪く、高橋との息が合ってないようにも見えました。失点こそ奪われましたが、一柳と伊藤のコンビはJ1相手でも通用しているように見え、中でも伊藤の対人プレーでは一度も負けていないようにも見受けられました。この1本目を基準とし、これ以降の試合を振り返ります。

2本目:FC琉球 0-3 サガン鳥栖

2ppon.png  1360129178353.jpg

2本目は高橋が1本目に裏でボールを受けられなかったことを踏まえて棚橋をトップ下に持ってきました。これで高橋がボールを持てる時間が増えると思いましたが、思うようには行きませんね。1本目と同じように中盤の展開力が皆無でした。むしろ、最終ラインの伊藤がチームの誰よりもパスが上手いようにも見えるぐらいです。1本目と違うのは、サイドに位置している永井と小幡の両選手が個人で仕掛けるプレーが増えたことです。これが良くも悪くも失点を招いてしまいました。永井がハーフラインより手前でドリブルを仕掛けると取られ、攻撃のスイッチが入っていた味方が守備に切り替えられずカウンター気味で失点しました。2失点目もこれから攻撃というときに永井が中盤でパスミスをしてしまい、そこから同じように守備に切り替えることが遅れ失点しました。永井自身も失点の要因となりましたが、ミスを払拭するようなプレーも見られ、他の選手より目立つ動きとも見えました。その分、中盤の二人の動きが悪いのも目立ちました。2本目の終了間際に吉田が怪我で離脱(自分で歩けていたので軽症かと)、その直後に人数が少なくなった隙を突かれて3失点目を許してしまいました。結果3失点でしたが、伊藤と一柳のコンビが原因で失点したわけではなく、むしろ比較的安定しています。

3本目:FC琉球 1-2 サガン鳥栖

この辺から試合を見るのに疲れを感じ、集中力が途切れ始めた私。だからスタメンもほとんど覚えていないが、覚えている選手で右SBに砂川、左SBに島、SH瀬里、前線に棚橋と上里がいたのは記憶に御座います。試合自体も内容がないと言いますか、どちらも雑なプレーが目立ち、攻守の入れ替わりが激しかったのは覚えています。そんな中で、三浦のミドルレンジから放ったシュートは目を見張りましたね。彼は強烈なシュートも撃てるのか!と更に好印象を与えてくれました。1失点目は左サイドが大きく空いていたのを見計らって島がオーバーラップを仕掛けたが、周りがその上がりに気づかず真ん中にボールを預けたところを奪われ、そのまま左の大きなスペースを使われて失点です。2失点目は単純なパスミスからスルーパスを通されての失点でした。

4本目:FC琉球 0-0 サガン鳥栖

早く帰って眠りたいと思いながら観戦していた4本目。それでもこれまでの3本よりかは攻撃で楽しめた試合です。ミスなどで奪われ失点の危機なども与えてしまいましたが、4本目は前線の選手が前へ、前へという気持ちがプレーにも現れていました。惜しいシーンこそありましたが、点を奪えず。最後のセットは個人の技術力が表に現れた試合。

感想:中盤からの攻撃の組み立てが出来てない。守備面で見るとどのボランチも良いが、攻撃面で見ると物足りない選手ばかり。視野が広く、展開力のあるボランチが必要だと今日の試合を見て感じました。